【第19話】学校現場からのお役立ち情報!(スマホ編)
さて、運動会が無事終わりました^_^
天候は何とか良い感じで過ごす事が出来ました\(^o^)/・・・
それもこれも、写真のテルテルテル子さんのお陰です^_^
これ実は・・・校務員さんの手作りなんです٩(^‿^)۶
凄くないですか?(笑) 目とか口も手縫いです(≧∇≦)
運動会前に天気が怪しいって事で、何とか運動会を晴れで迎えさせてあげたいとゆう想いが詰まった手作りテル子さん^_^
その想いやりは見習いたいものです(^^)
さて、スマホ・・・このブログは今スマホで見ておられるでしょうか?
スマートフォンは、持っていて当たり前になっていますが、世の中に出始めたのが2006年頃だそうです
・・・まだ13年しか経ってないんですねΣ(・ω・ノ)ノ!
今回はスマートフォンの子供への影響と、対策について書かせて頂こうと思います(^^)
何故書こうと思ったか?
それは、同僚の主催する「流しソーメンパーティー」に行った時の事です・・・
同僚の中学生になる子供さんが国語辞典で物事を調べていたんです・・・そう!皆さんがイメージしている、あの重たい分厚い国語辞典です(>_<)
私は聞きました「スマホ持ってないんですか?」
すると同僚は「持たせてません(^_-)-☆」
え、なんで?・・・
「いやだって、簡単に調べたものは簡単に消えていくでしょ!」
「自分で国語辞典を持って、あの分厚い国語辞典を開いて意味を読む・・・そうするとデジタル空間では得られない、視覚・触覚・聴覚などの五感を通した体験になるし記憶しやすいねん(^^)」
・・・考えた事なかったっす(^^;)
今の時代、何なら子供のころからスマホに触れさして、新しい才能を開くチャンスになるかもと思っていました(^_^;)
ですが、改めてスマホと子供への影響について調べていくと・・・
子どもの発達に、凄い悪影響があるなという事が分かってきましたので、参考になればと思います^_^
影響の内容を3つに分けて書いていきます^_^
「三つ子の魂百まで」と言うように、3歳までの栄養やスキンシップ・声かけなどの愛情をかけてあげる事は、その後の子どもの心身の健康に多大な影響があるようです(^_-)-☆
そんな大切な時期に「静かになるから」と言ってスマホやテレビを見せたり、英語教育と言ってCDや音声教材を聞かせてばかりいると、どういう影響があるか?
川崎医科大学名誉教授で「kids21 子育て研究所」の所長を務めている片岡 直樹先生が動画で説明してくれています⇨
(テレビの子守りは危ない!自閉症と診断された言葉遅れの子どもたち)
https://www.youtube.com/watch?v=vVTjcJhLOiE
先生の著書「スマホ・テレビで言葉遅れ 赤ちゃんと母親のふれあいで治る」によりますと、1歳半検診で「言葉遅れ」と診断される子が増えていますが、それは先天性の異常ではなく、「必要な事をしていないから」であると仰っています。
実際、テレビやスマホを止めて、大好きなお母さんの真似をするようになると言葉が出てきています(^^♪
必要な事とは・・・
1.赤ちゃんの神経回路は1歳までに作られるので、お母さん(もしくはお父さん)の方に目を向けて焦点を合わせる訓練をする必要があるようです。(イナイイナイバーや、笑いかけたりして)
その時にスマホやテレビを見せていたりすると、スマホやテレビは一定の位置にある為視点が動きませんから訓練になりませんね(>_<)
2.赤ちゃんは、大好きなお母さんを真似して「話し言葉」を覚えていきます。
お母さんの真似をしたいのに、テレビやスマホの音や光を浴びている環境でいると、お母さんの声が耳に届いてきませんよね(^^;)
聞こえていないものは真似できる訳ありませんね(>_<)
テレビを見ながら「ガァー」とか「ダー」とかいうテレビの音を真似るだけになってしまいます(>_<)
その結果、「話し言葉」が育たなくなるようです。
凄く単純だけどやりがちな事ではないでしょうか?
「話し言葉」が育ってない子供に支援センターなどで絵カードを見せて「リンゴ」とか「イチゴ」と言うように「書き言葉」を覚えさせると、読み書きはできるのですが、会話によるコミュニケーションがスムーズでなくなるとも言われています(^^;)
「話し言葉⇨書き言葉」の順番で覚えていくことが重要なようです^_^
②スマホ首による自律神経の不調
自律神経と言えば、自律神経失調症で聞いた事があるくらいかな、という方も多いのではないでしょうか?
自律神経とは名前の通り、全身の血管や内臓など体の内部を「人間の意思とは関係なく」自律して調整してくれる物凄~~~~~~~く大事な神経さんです^_^
例えば体温を維持するために汗よ!出てきなさい! って踏ん張ったりしませんよね?
また胃で消化するために胃よ!動け!! ってお腹を動かしたりしませんよね?^_^
それでも、私達は生きています・・・
それは見えないところで自律神経が動いてくれているからです゚( ^^)
そんな大事な自律神経には、対照的に働く「交感神経と副交感神経」があります。
交感神経⇨昼間活動しているときに優位に働く。緊張しているときや興奮しているときに働き、神経の末端からはアドレナリンを分泌する
副交感神経⇨食事のときや、夜休息するとき、笑うときなどに優位に働き、神経の末端からはアセチルコリンを分泌する
自律神経の司令塔は脳の中心部にある「脳幹」さんです。
ここですね⇩
そして
正常な首のアーチはこんな感じ⇩ ですが
スマホを見過ぎたりして首に負担をかけていくと、こんな感じになってしまう恐れがあります(。>﹏<。)
首の骨のアーチが正常ではないと何が問題か・・・自律神経がバランスを崩してしまい
正常に働いてくれなくなるようです(。>﹏<。)
自律神経の通り道である首の部分に本来あるアーチがないと、脳幹さんがコントロールしようと頑張っても自律神経のバランスがおかしくなります。
その結果、気分にムラが出てきたり、便秘や下痢になったり、めまいがしたり、寝ても疲れがとれなかったりしてしまいます(>人<;)
大人でもそうですが、成長期にある子どもに首に負担をかけるスマホを見せるのは、子どもに借金を背負わせるようなものではないでしょうか?
将来支払うのは子どもです(^o^;)
③依存性(2.5倍のドーパミン)
これは大人にも言える事ですが、脳科学の研究によるとゲームの時には目も手も目まぐるしく動かしているのですが、前頭連合野は全く動いていないというショッキングな事実があるようです(>_<)
「前頭連合野」とは聞き慣れない言葉ですが、人間の脳の中で最も高度な機能(思考力や想像力、判断力、感情の抑制など人間らしさを作る機能)を果たしており、本能的な行動をつかさどる「古い脳」に対してブレーキをかけています゚!(^o^)!
ゲーム中の子どもは画面を見ると同時に手が動いています。
それは目や耳から入った情報が前頭連合野まで届かずに反射的に手を動かしているのです。つまり、考えたり判断していないのです。
考えたり判断していないのですから成長につながりませんね(。>﹏<。)
ゲーム中の子どものドーパミン(気持ちいい!とか心地よい!と感じさせるホルモン)の放出量は通常の2・5倍の量になるというデータがあり、この量は覚せい剤や大麻による増加量に等しいそうです(。>﹏<。)
これでは、感情の抑制など人間らしさを鍛えていないので、子供の成長につながりませんね゚( ゚д゚)ポカーン・・・しかも依存性ありって・・・
まとめますと、スマホであやしたり、静かになるからとテレビを見せ続けたり、スマホゲームをさせると・・・
子どもが言葉をうまく出せなくなり、感情の抑制などに関係する脳(前頭連合野)を鍛えもしない・・・ということは・・・
周りの状況に対応するために、コミュニケーションがとりづらく、イライラしても感情が抑えれない状態になってしまいます(。>﹏<。)
それでは、子どもが余りにも可愛そうだとは思いませんか?
それが我が子だったら尚更の事です。
学校現場にいて思うのですが、どんなに先生方が子どもを1人1人見ようと思っても1人で35~40人の子ども達を丁寧に見るのには限界があります。
ましてや感情の抑制ができない状態の子どもが複数いた場合、どうすれば良いのでしょうか?
ですから、「家庭での育て方について役立つ情報」は共有すべきだと思うのです^_^
スマホであやすのではなく、テレビを見せるのでもなく、お母さん・お父さんの笑顔を見せてあげる、抱きしめたりスキンシップをとってあげる・・・そんな当たり前の事が子どもの健全な成長につながると思います。
子どもの可能性を最大限引き出してあげたい・・・その為に役立つ情報をシェアできる、そんな場所があれば良いなと思いますし、このブログがその一助になればと願っています^_^
電車の中で子どもが泣いていても、スマホであやして静かにしているよりは、その子の健全な成長につながる・・・そう思っていただける大人が増えると良いなと思います^_^
長文読んで頂きありがとうございました^_^